F40ライトウェイト

【Bingo sports News】F40ライトウェイト
　
エンツォが生前最後に手掛けたスペチアーレ、F40。
長い歴史を持つフェラーリのスペシャルモデルの中でも、スパルタンさでF40に並ぶものはそうはありません。
288GTOが流線型の美しいフォルムをまとっていたのに対し、F40のエクステリアは代名詞のハイウィングや一体型のフロントカウル等、開発時のニックネーム“ルマン”がこれほど似合うクルマは無いと言えるほどアグレッシブです。
インテリアも288GTOはラグジュアリーな雰囲気を残していますが、F40はコンフォートを躊躇なく捨て去りスパルタンそのものです。
　
当個体は僅か100台程しか生産されなかったと言われる初期のライトウェイトバージョンで、アクリル製スライドウィンドウ、軽量化されたドアやその他、その後の標準仕様とは一線を画したより一層スパルタンなモデル。中でも特筆すべきは、数少ない純正オプションであるスポーツマフラーが装着されていること。低走行のフルオリジナルという、エンスージアストの理想とも言うべき個体ではないでしょうか。
　
このスペシャルなF40が昨年12月の富士でのプロモシュートでその走る勇姿を見せてくれたのは我々の記憶に新しいところです。991GT3RSやレクサスLFAといった最新のスーパースポーツに挟まれても、その存在感は揺らぐどころか強まる一方と言っても良いでしょう。
　
第二次スーパーカーブームのフラッグシップともいうべきこのF40、東京ショールームでも他に全く引けを取らない凄みを放っています。
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